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~人生、七転八倒?それとも七転び八起き?ある頚腕症患者の日常をつぶやきます~

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2014-03-15 (Sat) 00:02

海外ドラマ「FRINGE」雑記

海外ドラマ「FRINGE」、


全100話、完全視聴達成 !


年末からチョイチョイDVDを借りて、シーズン1~5まで制作された、この長~い
SFサスペンスドラマの決着をやっと見届けることができて、満足感と脱力感を同時に味わってます。

飽きないとはいえ、100話ですからね、迷走したかにおもえたシーズン4の途中で
脱落しかけましたが、このシリーズ、見続けるとラストで、まさかの「白いチューリップ」。
伏線の生かし方がね、もう、そこに繋げてくれるか、と心の琴線に触れる印象的なラストカットに
脱帽、降参、陥落させられましたね。


最初、非主流科学と呼ばれる自然発火やら予知能力やら死者の蘇生やら
科学と魔法の境界すれすれなフリンジ・サイエンスへの好奇心から見始めたら
ドツボに嵌ってさあ大変、いつの間にかレンタルするスピードが加速しつつ
ストーリーも驚愕のパラレルワールドへ突入して、オリビア、ウォルター、ピーター
のいるデフォルトの世界とは似て非なる「もうひとつの世界」の存在が明らかとなって
メインテーマの核をなすようになるわけですが・・・

この壮大にして無謀なSF世界の向かう先がどこなのか



一連の「パターン」と呼ばれる奇怪な事件の背後には、国家レベルを超越した陰謀があって
並行世界間の対立から生き残りを賭けて、互いの世界を激しく牽制 、「もうひとつの世界」との
全面戦争を回避することができるのか?

・・・全く予想のつかないまま見続けました。



シーズン1、2、3ではデフォルトの世界ともうひとつの世界、「パターン」への関与が疑われる
巨大企業の存在やその創始者ウィリアム・ベルとウォルターの関係が描かれ、その中でこちら側
にいるピーターが実はあちら側の人間だったことが暴かれ、あちら側の先制攻撃のきっかけを作った
のは、ウォルター自身だったという事実がピーターにバレて、あちらとこちらで人間関係が複雑に
入り乱れる訳ですが、シーズン3の予告で


ここからが本当のフリンジだ!


との宣言どおり、オリビアになりすました「もうひとつの世界」のオリビアがこちら側で
スパイ活動をしていく内にピーターに惹かれ、相思相愛になって、でもピーターは
こちらのオリビアと思って接していて、と三つ巴の混沌とした恋愛模様にハラハラ、ドキドキ。
一応、どちらも本物のオリビアだからこそ、余計に混乱、まさに、フリンジ、境界を彷徨う恋!
騙されたと知っても、ピーターはあちらのオリビアを忘れることができずに未練を残しているようで
そんな感情をこちら側へ戻ってきたオリビアは許せなくて、クールで 有能なFBI捜査官が切ない女性
の一面を覗かせる瞬間に同性として共感したりもします。


さらに、あちらのオリビアが妊娠までして、


ここからが時空を跨いだ本当の修羅場だ!



と確信、さてこの落とし前、どうつけるのか?とおもったら
どちらかの世界しか生き残れない、という前提が覆され、
箱を開けたら死んだ猫と生きてる猫が共存していた、という物理の法則の虚を突いた
理論のみ可能なありえない世界を3次元で視覚化してくれるじゃないですか。
ここでキーになるのは「もうひとつの世界」から連れて来られたピーター。
2つの世界を繋げて、2つの世界とも共存させることを条件に
彼の存在の抹消が実行され、こちらとあちらの時間軸からピーターの存在が消されることで
過去も修正され、 男女3人の葛藤も、妊娠もリセット 、これにて一見落着ですが・・・


シーズン4ではピーターのいない時間軸(以下、c )からスタートし、こちら側(c)の世界での
オリビアの相棒もリンカーン・リー捜査官(「もうひとつの世界」では始めから存在)に修正されます。
しかし消せたはずのピーターの幻影がウォルターとオリビアには見え
再びピーターが修正されたこちら側の世界へ戻ってきてしまい、物理の法則が覆され
不測の事態を招くことになるのです。


a.デフォルトの世界

b.もうひとつの世界

c.ピーターのいない(デフォルトを修正した)世界

d.ピーターのいないもうひとつの世界


ドラマでは、4つの時間軸の異なる世界が順次に登場します。
互いに干渉しないけど、世界を一枚の薄い膜のような平面だと捉えたフリンジの世界では
重力だけはその膜を移動できるという考えを元に、はじめの一歩でウォルターがあちらの病気に
犯されたピーターを助けるために膜に穴を開け
そのときの重力移動の影響のせいで a b ともども滅ぶ運命のところを
ピーターが消された事で修正され、救われるのですが・・・
今度はピーターの記憶を完全に抹消できなかった父と恋人の想いの深さが
一度リセットされ、共存の道を探り始めた2つの世界、cd の前に立ちはだかります。



ピーター消去ビフォアー     a                       b
                                    

ピーター消去アフター       c                       d


※a≠c、b≠d  あくまで4つの時間軸は並行に存在している設定らしいが
    a→c、b→dと分岐したと考えるんだろうか・・・
 



消去されたピーターが、c に出現したことで、物理の均衡は崩れ

それを後押しするように何者かの意図で c のオリビアが a の記憶を持つようになり

またしても混沌とした状態へ追いやられ、a=c!?


のような状態に置かれる訳ですが(厳密には違います。もはや訳わかりません・・・)

ついに2つの世界(cd)が互いに衝突して破壊される終焉へ!?



シーズン4では、これまでの並行世界で味方だったオリビアの上司が敵になったり
フリンジ・チームのために体張って助けてくれたウォルターの友、ウィリアム・ベルが黒幕になって
さらに驚愕度が加速するのですが、突拍子もない、それこそ神に成り代ろうとする願望は
科学者の業であり、避けがたい誘惑なんですね。
破壊と創造への欲求は過去のウォルターにも内在したので、 現在のエキセントリックなウォルターにも 
再びマッド・サイエンティスト化する要素は多分にあるわけで、ウォルター自身そんな潜在的危険を自分
のなかに見出して怖れるわけです。
だから抗いがたい誘惑にも敢然と拒否して、この世界 c を救うべく、あっと驚く方法を実行しました。
結果的にそれは功を奏して、2つの世界( cd )は再び切り離されたけれど
破壊は互いに免れるわけなんです。



・・・しかしねぇ、さすがにオリビアが特殊だからって


あり得ないような「コーテキシファン」(薬)の威力というか魔力。


漫画なら許される。SFドラマでも、許される!?





時間軸がリセットされると、これまでの人間関係が一度白紙に戻される訳で、感情移入したぶん
肩透かしを喰らった気分にもなりますが、並行世界で起こる事象は時間のちょっとしたズレがあっても
似通って いることが多くて
c にピーターが再び出現すると、ピーターの別時間軸の記憶を頼りに事件の解決の糸口を
見つけたりしてシリーズを横断する並行世界の多重構造が上手く機能し
ストーリーに厚みと深みを与えて くれます。
ループで体感する不可思議な世界、フリンジの底なし沼に落ちた感覚(笑)   
 
時間軸が修正されたにも拘らず、ウォルターとオリビアの中で生き続けるピーターの記憶は
家族愛や恋心は無意識レベルでさえ切っても、切っても切り離せず、どうしても手放せない
ものだと語っているようで、何度記憶を書き換えたって、人が人を想う感情は簡単には消せない
ってことなんでしょうね。
これこそフリンジを貫くテーマ?なのかもしれません。



「もうひとつの世界」との攻防は、一応シーズン4で収束し、シーズン5ではちょっと毛色が違う
近未来の「レジスタンス」の活動がメインとなって、これまでの科学的視点から人間側の描写へとシフト。
重力だけじゃなくて、人の想いの強さだって時空を超えられると証明しているかのようなストーリーには
全シリーズ中一番胸に響き、泣きに泣きました。 
これまで決して人類には介入しない方針だった監視人が一転 、c の人類を侵略し始めた近未来・・・
過去と現在のフリンジ・チームが共闘して監視人打倒計画を立てるんですが
その実行にはキーになる存在が必要で、あれこれと奔走、その過程でオリビアとピーターの
娘が犠牲に・・・
オリビアの育ての母であり、ウォルターの同級生でもあるニーナ・シャープ
や元監視人「セプテンバー」も愛する者を守るために命を捨てるんですが
最大の犠牲を払うのが、ウォルター。
監視人の存在を消し、時間をリセットさせて人類を、そしてオリビアとピーターの娘を取り戻す
ために切り札の存在とともに未来へタイムトラベルすることを決意。
c へは二度と戻れない永遠の別れと引き換えに、時空を超えることで皆を取り戻そうとします。
かつて、物理の法則を壊してまで息子ピーター助けようとしたウォルターの罪。
タイムトラベルして監視人の誕生を阻止するのが、その償いになると
未来へ旅立つんですね。

フリンジの世界観って、ウォルターそのもの。

そのウォルターがタイムトラベルした結果、そのタイムパラドックスを解消するために
フリンジ・チームもパターンも、そもそも監視人さえ存在しない世界に書き換えられるってこと?
どこまでタイムパラドックスが c の時間軸に遡って影響を与えるのか、あんまり考えたくないですが
フリンジ=ウォルターがいなくなるのは、やはり寂しい・・・
しかし幕引きとしてはコレしかないような気もします。 


2015年、公園でオリビアとピーターが娘エッタといるところへ監視人は現れず
侵略もなく、穏やかな3人の時間が過ぎていきます。
家に帰るとピーター宛に手紙が届き、差出人が「W . ビショップ」
中身を開けると、そこには白い紙に黒マジックで描かれた「白いチューリップ」の絵が・・・
何か考えるように立ち尽くすラストのピーターが印象的でした。

そして、このラストカットの伏線になったエピソードが 、a の世界で、ウォルターが
あちら側から連れてきた事実をピーターに打ち明けるか悩んでいる
時期に起こった事件。(シーズン2・18話「白いチューリップ」)



ここでは、ウォルターがもし自分が犯した罪を神が赦してくれるなら


神は「白いチューリップ」を送ってくるだろう


と同じ科学者であり、同じく最愛の者の命を救う為に何度もタイムトラベルをしている
ペックに密かに語るんですが、 ペックは最後のタイムトラベルで妻の死亡した過去にやっと辿り着き
一緒に死ぬことでウォルターの記憶から消え、その10ヵ月後にペックが死ぬ前に投函した
「白いチューリップ」 がウォルターの手元に届くわけです。
自分しか知らない「神の赦しのサイン」がなぜ送られてくるのか、呆然とした表情で立ちすくむ
ウォルターの姿がラストのピーターと重なります。
おそらく、この日ピーターの前からウォルターは突然消え、白いチューリップはその謝罪の意味も
あったんだろうと思うと・・・


ああ、涙が止まらない!


想いを手放さない限り、何度でも記憶は蘇ると信じたいラストです。


J.JエイブラムスのSF作品は、視覚効果も凄いけど、骨太にも繊細にも描く人間ドラマも凄い!


「スタートレック」で分かっていたけれど、科学サスペンスに偏って、人間が置き去りにされている
SFが多い中で、出色のストーリーだと思いました。

先日借りたトム・クルーズの「オブリビオン」のラストは、はっきり言って倫理的に問題アリ?
いや、映像美は抜群だけどシリアスなストーリーなはずなのに、オチが酷いんで、意外と
泣けるSF作品って貴重なのかもしれませんね。


もし時間があって、SFはもちろん、ミステリーやサスペンス好きなら
さらにオカルトやホラー好きにも借りて損なしと強くお勧めします。



そして、ここまで読んで下さったそこのアナタ。 思いっきりネタバレしていますが・・・


ありがとう~! 文字にすればするほど、意味不明なのに。
                         下手な説明で書き捨て、ご免!


正直、このドラマは感想文より一度の観賞によるインパクトが勝るはずです。
もし興味を持たれたら映像で堪能してみて下さい。

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最終更新日 : 2014-11-15

パターンについて * by どっと
こんにちは。一人フリンジ祭りをhuluで終えて、いろいろな方のブログで感動を勝手に分かち合っています。
いくら一気に観たとはいえ、最初の頃のことは記憶も薄れて、「で、パターンは誰の仕業?」って思ってしまったのですが・・・
ずっとウイリアム・ベルが陰で糸引いてるはずって思って観てたのですが、みんなの為に犠牲にしてなってくれましたよね。
ピーターの存在を消した後の世界ではベルは悪者でしたが、パターンはその前の世界で起こっていること。どう考えればいいんでしょうか?ベルは全く関係ない?では、黒幕は誰?

すみません、急に訪問して勝手な質問ばかりでm(__)m
もしご意見がありましたら、ぜひお聞かせください。

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パターンについて

こんにちは。一人フリンジ祭りをhuluで終えて、いろいろな方のブログで感動を勝手に分かち合っています。
いくら一気に観たとはいえ、最初の頃のことは記憶も薄れて、「で、パターンは誰の仕業?」って思ってしまったのですが・・・
ずっとウイリアム・ベルが陰で糸引いてるはずって思って観てたのですが、みんなの為に犠牲にしてなってくれましたよね。
ピーターの存在を消した後の世界ではベルは悪者でしたが、パターンはその前の世界で起こっていること。どう考えればいいんでしょうか?ベルは全く関係ない?では、黒幕は誰?

すみません、急に訪問して勝手な質問ばかりでm(__)m
もしご意見がありましたら、ぜひお聞かせください。
2017-10-22-18:22 どっと [ 返信 * 編集 ]